CASE導入事例

日本イラストレーション協会さま
事務局次長 鈴木亮三さま

活用の背景

  • 入金されていた会費の消込作業が、大きな業務負担になっていた
  • 請求関連の業務負荷が、本来注力すべき業務に係る時間を圧迫していた
  • 圧着ハガキによる請求書では悪天候による汚損が生じた
  • 請求メールが迷惑メールフォルダに混入する事態を防げず、着信開封も確認できなかった

活用の効果

  • 入金管理業務の負担が大幅に軽減された
  • 納付状況が自動化、見える化したため対応がスムーズとなった
  • 請求メールや請求書面のデザインが洗練され、見逃しや放置が減った
  • 業務改善により、企画・運営に集中できるようになった

Q 事業内容について

日本イラストレーション協会(JILLA)は、全国各地のイラストレーター、デザイナーをはじめとするフリーランスのクリエイター約3,000人余りで構成される業界団体です。個人事業者による協同組合方式を採っており、企画運営のほとんどを組合員自身が分担して取り組んでいることが特徴です。
JILLAの組合員となると文芸美術国民健康保険組合の加入資格を得られるほか、各種セミナーや交流会、女性会員の集い「ジャイジョ」、福利厚生事業「JILLA AID」、サイバー攻撃と賠償請求に備える「JILLAみんな保険」(自動加入)などの共同事業を通じて、クリエイターのお困りごとに寄り添う活動を行っています。

Q 導入の背景

年1回納付していただく賦課金と呼ばれる会費については、振込と口座振替を併用してきたところ、近年、組合員数が大幅に増加した一方で、事務局1名が抱える事務処理負担の増大が顕著でした。そこで、ITを使って省力化を急ぐこととしました。
第1フェーズとして、納付チャネルを、口座振替と振込に加えてコンビニエンスストア店頭にも拡げたところ、一定の評価を得て利便性が改善しました。
その一方で、口座振替依頼書の発送作業や記載ミスなどの不備対応は減りませんでした。また、当初利用していた圧着ハガキによる請求では、汚損や紛失が頻発しました。
さらに、通帳管理からデータ管理に移行するため他社クラウドサービスを導入しましたが、請求書受領状況や個別の納付状況がリアルタイムで把握できなかったことにより、情報整理作業の負担が生じました。
そこで、第2フェーズとして事務局員の増員を行うとともに、会費納付スキームの問題点を、以前ご提案をいただいたことがある三菱UFJファクターの担当者に相談したところ、Biz Forwardのseikyu+を紹介いただきました。

Q 選択の理由

操作性が高く、セキュアなクラウドシステムで管理できること。
メール送信、郵送発送の指示が簡単であること。
コンビニエンスストア店頭納付を継続できること。
納付状況を管理、検索できること。
口座振替依頼書の発行請求や経過確認がネット上で行えること。
マネーフォワードと三菱UFJ銀行というブランド力と信用が期待できること。

Q 導入の効果

納付方法の再変更により、組合員にご迷惑をおかけすることを心配していましたが、Biz Forwardから提供された周知資料データを用いて、数度にわたり予告を行った結果、問い合わせは請求件数の1%未満に留まりました。
クラウドシステムによりデータの確認と共有、請求書の再発行(再送信)が容易となり、問い合わせへの対応スピードが向上しました。
口座振替依頼の手続きがスムーズとなり、不備対応もBiz Forwardが行ってくれることから、事務負担が少なくなりました。
管理システムのU/Iが洗練されており、新たに着任したスタッフが予備知識なくとも操作できたため、即戦力として管理運用を任せることができたことは想定以上の成果となりました。

今後の展望とメッセージ

自作の請求書面ではビジネスライクで地味なものになりがちでした。その点において、Biz Forwardのものは視認性が高い洗練されたデザインとなっており、クリエイターによって構成されている当団体としては、イメージアップと信用につながる有益なポイントとなりました。
また、私どもの組合員の中には、財務処理については苦手なタスクと捉えている方もおられます。これをデザインと機能の力で手早く、ミスなく済ませられる環境を整えることで、組合員と事務局双方の生産性が向上します。今後はビジネスシーンに寄与するデザインの力にも着目していきたいと思います。
事務局としては、クリエイターの皆さんが明るく楽しく、かつ安心してビジネスができるよう、一つ一つ改善に取り組んでまいります。